4%ルール(SWR)とは?FIREの取り崩し戦略を徹底解説
FIRE達成後の資産取り崩し戦略「4%ルール」の根拠・メリット・リスク・日本での適用について詳しく解説します。
4%ルールとは
4%ルールの根拠とデータ
トリニティ・スタディのポイントは以下の通りです。
- 対象期間: 1926年〜1995年の米国市場データ
- ポートフォリオ: 株式50%+債券50%
- 取り崩し期間: 30年
- 成功率: 4%取り崩しで約96%(資産がゼロにならない確率)
- インフレ調整: 毎年インフレ率分だけ取り崩し額を増額
その後の追研究でも、4%ルールの有効性は概ね支持されています。ただし、3.5%にすると成功率がさらに上がり、5%だと大幅に下がるため、4%は「ちょうど良い」バランスポイントと言えます。
4%ルールのリスクと限界
万能に見える4%ルールにも限界があります。
Sequence of Returns Risk(収益順序リスク)
FIRE直後に大暴落が来ると、資産が大きく毀損した状態で取り崩しが始まるため、回復が困難になります。最初の5年間のリターンが全体の成否を大きく左右します。
米国市場前提
トリニティ・スタディは米国市場のデータに基づいています。日本市場のみで運用する場合、過去のリターンは米国より低いため、3〜3.5%がより安全です。
30年を超える期間
30代でFIREした場合、50年以上の運用が必要です。30年間の検証では不十分な場合があり、より保守的なSWR(3.5%)を採用すべきかもしれません。
インフレリスク
高インフレが長期間続くと、実質的な取り崩し額が想定以上に増えます。