FIRE必要資産の計算方法|あなたのFIREナンバーを算出しよう
FIRE達成に必要な資産額(FIREナンバー)の計算方法を、生活費・利回り・SWR・インフレを踏まえて具体例付きで解説します。
FIREナンバーとは
年間生活費の見積もり方
FIREナンバーの精度は、年間生活費の見積もりで決まります。以下の項目を洗い出しましょう。
固定費(毎月一定)
- 住居費(家賃 or ローン返済)
- 水道光熱費
- 通信費(スマホ・ネット)
- 保険料(生命保険・医療保険)
- サブスクリプション
変動費
- 食費
- 日用品
- 交通費
- 交際費・娯楽費
- 被服費
FIRE後に追加される費用
- 国民健康保険料(月1.5〜4万円、家族構成による)
- 国民年金(月約1.8万円/人、60歳まで)
- 住民税(前年所得に基づく)
見落としがちな費用
- 家電・家具の買い替え(年10〜20万円)
- 冠婚葬祭(年5〜10万円)
- 旅行・趣味(FIRE後は増える傾向)
- 医療費(年齢とともに増加)
現在の生活費に「FIRE後の社会保険料」を加え、さらに1〜2割の余裕を見ておくのがおすすめです。
具体的な計算例
ケース1: 東京・独身・賃貸
- 月間生活費: 22.5万円(地域係数1.25)
- 社会保険料: 3.3万円/月
- 月間合計: 25.8万円 → 年間約310万円
- FIREナンバー(SWR4%): 310 ÷ 0.04 = 7,750万円
ケース2: 地方都市・夫婦+子1人・持ち家
- 月間生活費: 23.7万円(地域係数0.9、家族係数1.55、持ち家0.85)
- 社会保険料: 6.9万円/月
- 月間合計: 30.6万円 → 年間約367万円
- FIREナンバー(SWR4%): 367 ÷ 0.04 = 9,175万円
ケース3: 利回り運用(配当のみ)で東京・独身
- 年間支出: 310万円(上記と同じ)
- 配当利回り3%、税率20% → 税引後2.4%
- FIREナンバー: 310 ÷ 0.024 = 約12,917万円
利回り運用は元本を維持できる反面、必要資産が大幅に増えます。
達成までの年数を計算する
FIREナンバーが分かったら、次は「何年で達成できるか」です。
計算式(複利積立)
資産(t+1) = 資産(t) × (1 + 利回り) + 年間積立額
これを毎年繰り返し、FIREナンバーを超えた年が達成年です。
例えば:
- 現在の資産: 300万円
- 毎月の積立: 10万円(年120万円)
- 想定利回り: 年4%
- FIREナンバー: 7,750万円
この条件では約28年で達成、30歳開始なら58歳でFIREとなります。
積立額を月15万円に増やすと約23年(53歳)、月20万円なら約19年(49歳)に短縮されます。
当シミュレーターではこの計算を自動で行い、楽観・中立・悲観の3シナリオで結果を表示します。